April 17, 2024

クリスマスシーズンに出現する電飾屋の正体…

みなさんはフィリピンのクリスマスシーズンに突然、路上などで販売が開始される電飾屋をご存知でしょうか??

依然、9月ごろから突然現れる電飾屋について語った動画も作っていますので是非、ご覧ください。

今回記事を見て知りましたが、この電飾、パロルというそうです。記事中にもあるように、古くからクリスマスシーズンにフィリピンで用いられてきたパロルにはやはり歴史的な背景あり、今もフィリピンのクリスマスを飾る大切な役割の様です。

ですがご存知の通りの世界事情でパロルの売れ行きも減少、オンライン化を進めるなど職人を抱える各店舗、生き残りのために必死の販路開拓を行っているようです。

在比7年目、常にコンドミニアムに住んでいた自分としては縁のないものですが、それでもクリスマスシーズンに戸建てエリアで各住戸がパロルで飾られるシーンはフィリピンの風物詩ともいえます。

以下、NNAより抜粋

コロナ禍に光を、「パロル」生産ピーク

【共同】東南アジア最大のキリスト教国フィリピンでクリスマスに飾られる伝統的なランタン「パロル」の生産がピークを迎えている。新型コロナウイルス禍が世界を覆った1年。職人たちは「パロルの優しい光で、せめてクリスマスは心安らげるように」と祈りを込め、制作に励んでいる。

首都マニラ近郊のパンパンガ州サンフェルナンド市は、パロル作りが盛んなことから「クリスマスの首都」の呼び名を持つ。幹線道路の両脇に並ぶパロルの露店では、夕暮れになると赤や黄など色とりどりの光がきらびやかに点滅を始める。

「昔の素材は竹だったけど、今は金属やプラスチックが主流。5年ほど使えるわ」と、祖父が始めた店を引き継ぐリーナン・カヤナンさん(34)。パロルは星や丸の形の枠に電球がちりばめられ、クリスマスの時期に家の玄関先や学校などに飾られる。店の裏手の工房で職人たちが1日40個ほど手作りし、価格は700~1万4,000ペソ(約1,500~3万円)だ。

市によると、パロルはスペインからフィリピンに持ち込まれ、20世紀初頭にサンフェルナンドで生産が盛んになった。かつては薄暗い早朝に、ミサが開かれる教会への道を照らすランタンとして使われていたという。

フィリピンのクリスマスシーズンは9~12月で「世界最長」といわれる。例年、カヤナンさんの店ではこの間、月平均10万ペソを売り上げ、年が明けても中国の春節(旧正月)用に需要がある。ところが今年はコロナ禍による不景気で、売れ行きはやや低迷している。

「オンライン販売も活用して伝統を絶やさないようにしたい」。カヤナンさんが記者に話すのを聞いていた職人の男性は「人間は何度も疫病と闘い、克服してきた。収束への祈りはきっと届くはずだ」と力強く語り、すぐに黙々と作業を再開した。