April 17, 2024

コロナの折に日本に帰国して思うこと②

帰国4日目、日本は連日の豪雨災害で東京都内にいますが毎日雨模様です。九州南部エリアの被害は特に甚大なため、現在世間で最も注目を集めるニュースになっていますね。そのような中、東京都でも感染が緊急事態宣言下の4月以来3か月ぶりの200名越えとなったようです。そのため23区内の区長が独自に自粛要請を行うことを検討している自治体もあるようです。このあたりの動きは現在、フィリピンでも行っている市町村単位が自主的にロックダウンを行うなどと似たような発想なのでしょう。ただし全体的な感染数はフィリピンの方が2倍以上多く、人口数や島国といった地理的要因が似通ったフィリピンと日本だけにこの差は大きいと言わざるを得ません。

先日、帰国した際の様子を動画にまとめました。なかなか得られない情報なのでぜひご覧ください。
https://youtu.be/ZwKrIEe_X3s

地理的要因…確かに似ているんです、そして人口数も。日本もフィリピンも同じく島国でアジア圏内では人口大国ともいえるほどの人口もあります。どちらも1億人以上の人口です。日本1億3000万人、フィリピンは1億1000万人。世界人口ランキングは10位前後でこの2か国の間にはメキシコ1億2000万人が入るのみです。もちろん所得と物価の差(いずれも日本が圧勝)、人口動態(フィリピンが圧倒的に若い)など違いがあるのは当然ですが、共通項も多いです。

ではこのコロナの感染においてこの2か国での違いはどこか?私はこの差はOFWだと思っています。フィリピンは人口のおよそ1割、つまり1000万人近い人口が普段海外に出て仕事をし、フィリピン国内へ送金を行っているのです。その量、およそ国内総生産GDPの10%と言われます。対する日本は先進国中最もパスポート所有率の低い内国心の強い国です。一説によるとパスポート所有率は人口の20%程度しかいないそうです。フィリピン人なんて海外に行ったことはないけどパスポートは持っているというくらいで非常に対照的です。

コロナ下においてOFWが及ぼした影響は主に2点あると考えています。一つは単純に失業し帰国する人が多いこと。人の密集を避けることが望まれるこの時世で全てのOFWではないせよ、既に50万人は帰国しているそうです。もちろん他国で感染して帰国する例もあり、そうなると空港などはほんとに危険なエリアです。二つ目は彼らOFWが支えていたGDP10%分にも及ぶ国際送金の喪失。ただでさえ国家予算が潤沢に必要となるこのような有事において、稼ぎ頭を失ったというのはフィリピン政府の本音です。

OFW政策の良し悪しをここでは語りませんが、間違いなくコロナ対策と経済においてダメージが大きかったと感じる今日この頃です。

 

えぞえ