自粛9日目になります。東京都は本日143名の感染を確認したとのことです。また感染経路が多様化(介護施設や職場、会食の場など)しているという報道も見受けられ、まだまだ気持ちのゆるみは禁物という警鐘を鳴らす投稿などが多く拝読できました。なお日本の12日時点での総感染者数は21459名で1日の感染数は391名だったそうです。12日日曜は久しぶりに東京都の感染数が200人を切った日でしたが、その他の県も併せて391名増加ということで決してまだまだ少ないとは言い切れないです。しかし、フィリピンの状況も日々注視している身としては、これだけ経済活動が続いていて(例えば交通機関は常に動き続けているなど)これだけの感染数に抑えていることはやはり日本モデルという感染対策の成果であると感じます。フィリピンでは自社他社に関わらず、まだまだ交通機関の欠如により出社できない従業員も多くいる次第です。
個人的には人口動態や経済規模、商業規模などが類似する国で比較的感染が収まっているような国をモデルとして研究・検証し取り入れるなど、抜本的に自分たちのやり方を見直す必要があるのではないかと感じます。実際には対策チームの決定が感染数の増大以外のどのような要素やモデル参照などを行っているかは不明です。
例えば日本。多くの違いを含む2か国ですが、アジア系民族であり似通ったところももちろん多数あります。
類似点
人口:日本(約1億3000万人)、フィリピン(約1億1000万人)
首都圏人口:東京、マニラ首都圏いずれも1200万人規模
地形的特徴:島国、複数の島からなる地域で構成される国
相違点
経済力:日本>フィリピン
国民性:
日本は同一言語の単一民族的
フィリピンは複数言語の多様な民族性的 移民の多さなど
*個人的見解含む
もちろん日本じゃなくてもよいわけで、例えば隣国のマレーシアやタイは一度、感染が増大したもののロックダウンなどにより徐々に落ち着きを見せ感染者数の少なさでフィリピンと大きな差があります。
感染が増大しているのでロックダウンするとか財政が圧迫されたので経済を回したいとかは当前の感情論であり、そのために何をすべきか?という議論と考察や研究が少なくとも一般にわかる範囲では少なすぎます。建設的な議論が行われるようになればよいのですが…
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