本日も隔離措置の続くフィリピンの様子をお知らせいたします。まず初めに本日の感染者数ですが累計感染者数197,164名、累計死亡者数3,038名、累計回復者数132,396名となっています。1日の新規感染数は2,965名でアクティブケースは61,730名です。1日の感染数が3,000名を下回りました。
それでは本日もいくつかのニュースをピックアップしてみたいとおもいます。
【Metro Manila】
- 入国取り締まり強化 不正発覚
入国管理局は入国審査を強化する方針を発表しました。外国人がフィリピン人と結婚していると偽り、入国しようとした事例が発生しているようです。不正入国の外国人は徹底的に摘発する方針の様で、市民に対し情報提供を呼び掛けています。
- 工業系不動産市場 低迷予測
大手不動産開発のアヤラランドは国内の工業系不動産市場において、中期的に需要の大きな回復は見込めないという予測を発表しました。企業の事業拡大が限定的となり、海外からの大きな投資も期待できない状況が続くための様です。既存の進出企業は依然、新規の工業団地より以前から存在する首都圏南部のラグナ州やカビテ州の工業団地に人気が集まるようです。
- 上半期貨物取扱用19%減少
フィリピン港湾庁は今年の上半期の貨物取扱量が前年同期比の18.3%減少した1億620トンであったことをあきらかにしました。ロックダウンの影響により国内外への取引が大幅に減少したことが要因とされています。うち国内向けは15.4%減少、国外向けは21%の減少でした。
【Cebu Mactan】
- セブ地方議会 不動産オーナーに支払いの猶予を求める
セブ地方政府は商業や住居用不動産保有者に対し、入居者からの賃料支払いに引き続き猶予を設けるように呼びかけました。セブ地方の多くのエリアはロックダウンで最も低い制限であるMGCQに分類されていますが、いまだに多くの中小企業は多くの制限に直面しており十分な経済活動を再開できずにいます。
- 中国からの違法たばこ摘発 9200万ペソ分
セブ港の関税でまた新たに申告せずに違法に持ち込まれようとしていた物品が摘発されました。今回は9200万ペソ分の違法たばこで中国からの輸入になります。当初の申告では傘、テーブル、キャビネット、イスなどとして申告され通関を目論見ていたようですが、不審に思った港湾職員がレントゲンにかけたところ中身に相違があることが発覚したそうです。セブ港では以前も違法に密輸されそうになっていた米が摘発されるなどの事件が発覚していました。
- 隔離違反者減少 セブ市
セブ市では隔離制限に対する違反者が、罰則の正式な実施以降減少傾向にあるようです。7月16日から31日の間に1651名の違反者が摘発され、8月1日から15日の間には1651名が摘発されていました。主な違反はマスク着用の無視やSocial Distanceの違反、夜間外出制限の違反となります。この期間中、実際には罰金または拘束の刑などはなく違反講習を受けるなどの軽微な処置が行われていました。8月16日から罰金などの罰が課されることが正式に決まるとそれ以降、現在までに67名のみが違反者として捕まっているようです。
本日は以上となります。日本の感染数は本当にピークを過ぎつつあるのでしょうか?そうであるならば、特段大きな処置なくなぜか感染数が減少しているということでしょうか?今後の動向に注目とともにフィリピンは日本をはじめとした、他国や他地域との比較検証をもっと重視するべきだと思われます。
Part.63 18万人医療機関パンクのフィリピンと増加始まった日本
Part.62 加速するフィリピンと熱帯びる日本
Part.61 治療者13万人成す術なしフィリピンと宣言解除で増加日本