April 17, 2024

デイリーアップデート Vol. 135 9月17日

本日も隔離措置の続くフィリピンの様子をお知らせいたします。まず初めに本日の感染者数ですが累計感染者数276,289名、累計死亡者数4,785名、累計回復者数207,858名となっています。1日の新規感染数は3,375名でアクティブケースは63,408名です。マニラ首都圏では陽性数が963名で1000名は下回っています。

 

日本の感染数を見てみますと累計感染者数77,116名、累計死亡者数1,480名、退院患者数69,125名となっています。1日の新規感染数は551名でアクティブケースは6,511名です。都内の新規感染数は163名です。

 

それでは本日もいくつかのニュースをピックアップしてみたいとおもいます。

 

【フィリピン コロナ苦境まとめ】

  • フィリピン コロナ苦境まとめ① ロックダウンから6か月

フィリピン国内で収束の目処すら見えないコロナの感染数の中、中小企業は確実にダメージを受けているようです。そんな中、中央政府が3月に本格的なロックダウンを実施してから9月17日で丸6か月がたちました。低所得層などの社会的弱者を救済するための現金給付金も、実際には本当に必要としている人々の手には届かないケースも多いようで、多くの市民の生活水準は悪化する一方です。

 

  • フィリピン コロナ苦境まとめ② 卸家電量販店

マニラ首都圏最大の市場であるバクラランマーケットで運営を営む家電量販店では、今後も現在の水準でもロックダウンが続くようなら閉店の危機にあると話しています。3~5月の間は政府の外出制限に従い閉店するも、その間に従業員への現金給付は受けられず、現在は20人いる従業員の給料を一部カットし、何とか運営を保っているとのことです。

 

  • フィリピン コロナ苦境まとめ③ スポーツジム/雑貨店

首都圏内のスポーツジムではコロナ前の月商は既に維持できず、毎月赤字経営状態になっています。一方で政府からの現金給付は手続きが煩雑すぎるためお手上げ状態にあるようです。またとある雑貨店では従業員への給料が支払えないため、食糧などの支給を実施。こちらも現金給付は受けられなかったようです。

 

  • フィリピン コロナ苦境まとめ④ 累計感染数1460倍

フィリピンでは東南アジア域内では比較的早く移動制限などの措置を行い一定の効果があったと評価されてきました。しかし実態はロックダウンを開始した3月17日時点での累計数が187名であったのに対し、6か月後の9月16日にはこれまで合計27万2934名が感染しており、その数は1460倍にも膨れたことになります。現在、東南アジアでも最も累計数の多い国に数えられますが、域内では最大規模の人口を誇る一方でかなりの検査数をこなしており、フィリピン大学の調査では実効再生産数は首都圏で1を下回っているともいわれています。

 

  • フィリピン コロナ苦境まとめ⑤ 現金給付金

中央政府は3月下旬より十分な財源を確保したうえで、低所得世帯につき1世帯5000~8000ペソの現金給付を決定しました。日本と同じく給付方法は地方自治体に委ねられましたが、職員の汚職や手続きの遅延が続発。社会福祉開発省が主導する形式に切り替わりました。同省によると必要とされる世帯には十分に行き届いているとのことですが、実際には現金を手にできなかった世帯も多くありそうです。

 

  • フィリピン コロナ苦境まとめ⑥ 大統領の対応 発言

コロナ対策法第1弾、および第2弾により権限が集中する大統領ですが既にコロナ対策のための財源は尽きており、ワクチンの開発以外、収束の道はないと弱気な発言が目立つようになっています。世界最長といわれるロックダウンを今現在も継続するフィリピンにおいて経済回復に向けその手腕が問われます。

 

というわけで、本日はコロナ対策におけるロックダウンが始まってから6か月目ということで、まとめ記事が散見されましたのでその内容をピックアップしていきました。実体経済を支える零細企業の苦境から大統領の苦境まで、何一つとして上向きの要素がない負の6か月でありました。そのような中、常態化している汚職には嫌悪感以外ありません。記事から想定しますと、一般公務員レベルでも汚職が蔓延している可能性があります。コロナの渦中ですがこれらの悪行が明るみに出ることを願います。