June 14, 2024

デイリーアップデート Vol.138 9月28日

本日も隔離措置の続くフィリピンの様子をお知らせいたします。まず初めに本日の感染者数ですが累計感染者数307,288名、累計死亡者数5,381名、累計回復者数252,665名となっています。1日の新規感染数は3,073名でアクティブケースは59,242名です。予想通り累計感染数が先週中に30万名を上回りました。

 

日本の感染数を見てみますと累計感染者数82,297名、累計死亡者数1,549名、退院患者数74,901名となっています。1日の新規感染数は485名でアクティブケースは5,847名です。都内では5日ぶりに感染数が78名のみと2桁に落ち着きました。ここ数日は200名~多い日は270名と高水準の陽性者が報告されていました。

 

それでは本日もいくつかのニュースをピックアップしてみたいとおもいます。

 

  • コロナ累計30万名越え

フィリピン国内の陽性感染数は先週26日に30万名を超え、東南アジア域内で2番目に多いインドネシアから3万名もの差を開いて最多の状況が続いています。過去2週間の感染数推移は1日あたり1600~4700名程度で、感染の拡大が収まっているとは言えない状況です。実行再生数は全国で0.82まで下がっており、感染のピークは過ぎたとの見方もありますが、新規数が明らかに多く警戒を続けています。

 

  • フィリピンGDP成長率 5%マイナス

大手格付け会社のS&P グローバルレーティングによりますと、フィリピンの今年のGDP成長率がマイナス9.5%になるとの予想を示しました。前回予想マイナス3.0%からの大幅下方修正といえ、アジア太平洋地域では最悪の成長率となる見込みです。その他の同域の成長率はインドがマイナス9.0%とフィリピンに次ぐ大きなマイナスで以下、香港、タイ(共にマイナス7.2%)、シンガポール(マイナス5.8%)と続く見込みです。

 

  • 8月の外国人証券運用、3億ドルの売り越し

中央銀行によりますと8月の外国人投資家による有価証券運用が1億2,676万米ドルの売り越しだったと発表されました。コロナ対策の影響が重荷となり6か月連続での売り越しとなります。

 

  • APEC財相会合

アジア太平洋経済協力会議APECでは各国の財務大臣会合をオンライン形式で実施し、新型コロナへの対策支援と包括的な回復に向けて利用可能な全ての政策を継続して実行することを表明しました。各国最も影響を受けたセクターと労働者を支援し、社会的弱者への経済的・社会的影響に対処していくようです。特に中小企業とそこに勤める従業員が対象となる認識を示しました。

 

  • ロックダウンのさらなる軽減へ壁

マニラ首都圏内の市長連合で構成される委員会では、10月1日以降で見直されるロックダウンの強度について、大統領へ進言すべく話し合いが行われているようです。現在、中央政府での判断基準は感染者数が倍増するまでの日数と医療対応能力の2点です。日数の方は改善しているようですが、陽性率は依然として10%を上回っていて予断許しません。また重症患者への医療体制としてICUの使用率が65%もありやや危機的な水準にあるといわれています。既に政府がロックダウンを開始してから6か月が経過しており、完全に封じ込み出来ているといえない状況である一方、コロナ対策で影響を受けた経済を回復させるのに制限の解除を行ってくべきという意見もあります。

 

  • イロイロ市 外出制限を再び厳格化

西部ビサヤ地方で主要な都市のひとつであるイロイロ市では、コロナウイルスへの感染拡大が急激に広まっていることから、再度自主的にロックダウンを厳格化することを決定したそうです。期間は9月25日から10月9日までで、原則的に自宅待機が求められます。

 

本日は以上となります。なかなか感染数が収束しないフィリピン国内ですが、コロナウイルスとの共存も視野に、感染対策を進めていくことが求められるでしょう。一概にロックダウンをして外出を制限することが解決策でないことは既に明らかです。