June 14, 2024

デイリーニュース Vol. 39 4月22日

本日も隔離措置の続くここフィリピンより最新の情報をお知らせいたします

本日も隔離措置の続くここフィリピンより最新の情報をお知らせいたします。まず本日の感染者数ですが陽性感染者数6710名、死亡者数446名、回復者数693名となっております。感染者の増大数は111名となります。

【Metro Manila】

4月30日以降の動き、最大論点
現在実施中の隔離措置の期限が4月30日に迫る中、フィリピン国内ではその後の中央政府の対応に大きな注目を集めております。

4月20日、ドテルテ大統領は医療専門家や各省庁の代表らと協議を行ったそうです。その協議において地域ごとの感染者数を考慮し、地域別の対応が求められる声が上がっています。しかしながら感染者数の多くは首都圏Metro Manila内で発生しているため、現在隔離エリアとなっているルソン島全土の約7割の地域において、制限解除に消極的な意見が強かったそうです。

大統領は制限を解除した場合に得られる社会的恩恵と比べどれほどの感染が増大しそれが第2波となる可能性を考慮しており、それらに関する質問を特に医療専門家から聴取したそうです。
明日、23日に大統領から今後の動きへの決断と発表があるものと、各記事伝えています。

商工会議所、経済活動再開へ訴え
フィリピン商工会議所が今後も隔離措置によるあらゆる制限が続いた場合のリスクを提言し、可能な限り早期の経済活動再開を訴えているそうです。仮にルソン島全土の外出移動制限が6月以降も続いた場合、倒産企業が増大し生活困窮者も増大する可能性を示唆しました。また多くの企業がそれらの状況を回避するためにも事業の再開を望んでいるそうです。
商工会議所は感染の被害が世界的に見ても大きいスペインでも同様に市民の生活保護のため、経済活動の一部を再開せざるを得なくなっている他、先日大統領が電話会談を行った米トランプ大統領も経済活動の再開に対し、前のめりに検討していることを指摘したそうです。

出稼ぎ労働者への現金支給中断、DOLE
海外出稼ぎ労働者で出稼ぎ先の国で職を失いフィリピンに帰国している人々へ、当初労働局(DOLE)は国内の労働者同様にPHP5000の現金給付を行う旨を発表しておりましたが一時中断するそうです。現在資金が不足しておりOFWにまで割り当てられる十分な資金がないようです。

緊急時対策チーム、2週間延長を提言
中央政府のコロナウイルス感染緊急対応チームは、そのアドバイザーの助言をもとに現在ルソン島全土に実施されている隔離措置を2週間延長し、5月15日に今後の見通しを再度検討するべしと考えているそうです。いくつかの機関では「緩やかな解除」を行うべきと大統領へ進言していますが医療専門家は隔離の急激な緩みは第2波を助長するとして否定的のようです。

【Cebu Mactan】

セブ感染者数増加、刑務所にて
セブ市ではこれまでと比べ感染者の増加が進んでいます。本日139名の新規ケースが報告され合計感染者数が312名となったそうです。また特筆すべきはセブ市内の刑務所で急増している点で、刑務所内だけで123名の感染が認められているそうです。なお刑務所に収容されている囚人の人数は6000人余りとのことです。セブ州全土の感染者数は337名でほとんどの感染者がセブ市から報告されていることとなります。またその他の市で感染が多いのはマンダウエ市やラプラプ市ですが、いずれも2桁の感染数となります。

セブ市長、隔離措置の延長へ言及
セブ市長は本日、隔離措置の延長に関し発言し、5月30日まで延長しなければならない可能性を示唆しました。なおあくまで可能性を示唆したのみで最終的な発表ではないそうです。

ラプラプ市、入島の橋を完全封鎖
ラプラプ市は4月20日よりセブ島本土のマンダウエ市とつながる2本の橋を完全に封鎖すると発表いたしました。それを受けラプラプ市警察署は明日4月23日から、実質的に通行禁止を行っていくそうです。医療従事者やその他、物流などのFront Linerは除外されますがこれまで以上に厳しい制限が実施されるものと思われます。なおセブ島とマクタン島をつなぐのはこの2本の橋のみで、この2本を通行止めとした場合、マクタン島からセブ島への交通手段が完全に遮断されることとなります。

本日は以上となります。4月30日の期限を前に2度目の延長に関する議論が活発化しております。ポイントは感染者数が現在も増加し続けていること、そして経済活動が止まることにより倒産や失業者が続出し生活に困窮する人々が日に日に増加していることであります。感染を完全に止めるには隔離を続け、人々の接触をなくしてしまうことが有効ですが、それを行うと困窮により生活が成り立たなくなることが明白です。いずれにせよ我々は4月30日以降も何らかの形で隔離は続くものと考え、政府がどのような対応を講じるにしても結果的に今の状況と大きな差は生じないだろうと感じております。

セブの感染者増大はそのスピードを日に日に増しており心配される点です。検査が進んでいる結果の表れかもしれませんが、マクタン島とセブ本土の切り離しは、マクタン島を完全に孤立させる結果となりますし、物流への影響も非常に大きくなると思われます。