April 16, 2024

デイリーニュース Vol. 57 5月14日

本日も隔離措置の続くここフィリピンより最新の情報をお知らせいたします。

本日も隔離措置の続くここフィリピンより最新の情報をお知らせいたします。

まず本日の感染者数ですが陽性感染者数11876名、死亡者数790名、回復者数2337名となっています。東南アジア域内で見ますとシンガポール、インドネシアに次ぐ域内第3位の感染数の多さで致死率はインドネシアに次いで6.6%程度と域内第2になっています。

【Metro Manila】

一部製造業、制限エリアでも運営再開
 マニラ首都圏を含む隔離措置延長地域でも製造業など業種を絞って16日以降経済活動が徐々に再開されていく予定です。具体的には自動車や石油精製品、電気機械の製造など多岐の製造業に及ぶようです。同時に操業する人員を通常の50%以下に抑え、各工場は自社で従業員用のシャトルバスを準備するなどの規定は厳重な順守が求められます。またモールも一部の閉鎖的空間に人が集まりやすいと考えられている映画館やフィットネスクラブを除き、多くの店舗が再開できる見込みのようです。一方で外出や移動の制限は依然厳しく、15日以降の隔離緩和の可能性に対し、運行再開の準備を進めていた各鉄道やバス運行会社は期待を裏切られる形となりました。政府は営業再開が認められている業種でも、従業員通勤用のシャトルバスなど準備できない場合は運営を見合わせるよう警鐘を鳴らしています。

ジョギング、ウォーキング可能に
 MECQが実施されるエリアにて引き続き外出制限が厳密に継続されることとなりましたが、これまでと異なりジョギングなどの運動は認められるようになりました。住民の心労などを気遣っての対応なのかと思われます。

一方で日々体感気温が40度を超す猛暑が続くマニラ首都圏で日中の外部運動は非常に危険な水域になります。普段運動をしない人々が、ストレス解消にと外出し炎天下で運動をすることで二次災害的な熱中症などのトラブルを起こさぬよう、注意喚起が必要となります。

国内航空3社、運休延長再び
 マニラ首都圏およびその他の地域での外出制限延長、また多くのエリアはGCQで外出が制限される中、国内の航空3社はこれまで同様国内線と国際線の全便を運休延長することを発表いたしました。政府発表ではGCQエリア間では国内線の運航もプロトコルに従い運行可能とされていますが、各社運行再開には踏み切らない模様です。唯一フィリピン航空のみは全便運休とするも、国内線でダバオ行の路線を復航させることを検討していると明らかにしています。

政府の経済成長率予想、下方修正
 フィリピン政府の予算調整員会は13日に2020年のGDP経済成長率の予想をこれまでの-0.8%~0%の予測から大幅に下方修正し、-3.4%になるという予想を発表いたしました。コロナウイルスの感染対策による経済への大きさを表しています。

失業者数、250万人
 労働雇用省はコロナウイルス対策による経済活動停止により失業者が既に250万人に達していると発表しました。地域別ではマニラ首都圏での失業者が最大で約90万人近い人々が職を失っているようです。労働雇用相は企業に対し解雇以外の経営を支える手段を講じなければ今後、さらに失業者が増大していく見通しを指摘しました。

 【Cebu Mactan】

セブ州、一部地域がGCQへ
 セブ州知事は州内の一部の地域が外出制限から緩和されGCQへと移行するため、それらのエリア間での移動は可能であるとし、さらにセブ本土から船便にて移動するセブ州内の各地方への移動も可能と発表しました。一方でセブ州外の島への移動は同じGCQのエリア同士でも各地方自治体の協議と同意が必要とし注意を呼び掛けています。セブ州ではセブ市を除くすべての地域が中央政府からECQの隔離規定外とされ今後、各地方間の移動が増えることが予想されています。

セブ3都市、マス検査からPCR検査へ
 セブ3都市のセブ市、マンダウエ市、ラプラプ市で行われているマス検査で少なくとも200名の人々が検査後、正確なPCR検査が必要としてより厳密な検査と経過観察へ送られていることがわかりました。このマス検査ではセブエリア内での感染の蔓延具合を図るとともに抗体を保有するものを調べることを目的に行われています。

セブ3都市、隔離延長提言
 今回の中央政府の発表により隔離外出制限の緩和が許可されているマンダウエ市とラプラプ市ですが、地方政府は時期尚早であるとし隔離措置が名指しで指定されたセブ市とともに3都市合同でMECQの指定エリアであるべきだと提言を行っております。しかしながらそれに対する政府からの回答はまだないようで、15日以降のラプラプ市やマンダウエ市の動向も明確な基準が何も発表されておりません。

 本日は以上となります。明日15日でECQは終了し各地域がそれぞれ指定された外出制限(MECQ/GCQなど)に移行していきます。しかしながら現地の感覚としては恐らく現状との大きな変化は少なく特にマニラ首都圏では自宅にいる日々が継続するものと思われます。

3月より厳しい外出制限を行い多くの人々は経済活動もままならない自宅に閉じこもる日々が続いていますが、一方で感染者の増加数が減らないことが率直に不思議です。またどこで感染が増えているのか見当がつきません。

外出制限の結果、どれだけの人々の外出を抑えられているのかGPSなどを使ったデータの公表もなく対策の効果を評価する術がないように思われます。根本的な問題の見直しとそこへの集中対処が必要なのではないかと感じる次第です。