2020-12-15(data:15日0:00時点)
今回よりデイリーで我々の本拠地であるフィリピンと、故郷である日本のCOVID-19の現状について比較していきたいと思います。
フィリピンと日本では人口が1億人以上であったり、主食がお米だったりと共通点も多くありますが、COVID-19についてはまた違う結果が見えてきました。
まずは両国の現状から比較して見ていきましょう。
グラフからも読み取れるようにフィリピンと日本の陽性者の総数には差が大きく出ており、日本の約2.5倍となっています。
しかし回復率に注目してみると、フィリピンが約93%で日本が約83%となっており、フィリピンの方が回復度が高いです。
また、現在医療施設等で治療中の人数がフィリピン24,160人に対して、日本は25,093人でフィリピンの方が若干減少傾向にあり、データ上では落ち着きを見せ始めています。
データを読み解くとフィリピンの方が陽性者数は多いけれども回復率が高く、現在治療中の人が全数と比べると少ないという事が分かります。
やはり気になるのは陽性者と死者の多さです。日本ほど医療の発展していないフィリピンではお亡くなりになられた方も多くいます。
フィリピンの死者数が8,812人(約1.7%)で、日本の死者数は2,642人(約1.4%)。
このようにフィリピンでは日本と人口が大きく変わらないのにも拘らず、日本の約3倍の人々がCOVID-19によって命を落としています。
次回Part.2は12月16日の最新データと前日比に加えて、フィリピンと日本での数値の大きな差の考えられる原因にフォーカスを当てていきたいと思います。
それではまた、次回〉〉〉
参考:厚生労働省「国内発生状況など」
東洋経済オンライン「国内感染状況」
department of health「UPDATES ON NOVEL CORONAVIRUS DISEASE (COVID-19)」
Part.63 18万人医療機関パンクのフィリピンと増加始まった日本
Part.62 加速するフィリピンと熱帯びる日本
Part.61 治療者13万人成す術なしフィリピンと宣言解除で増加日本