2021-1-11(data:10日0:00時点)
今日の感染者に関する情報をお届けしていきたいと思います。
まずは、陽性者数/退院・療養解除された方のデータと陽性者の増加数から見ていきましょう。
今年に入ってから感染者の拡大を止めることができていない日本。
状況は確実に悪化しています。
日本は3日連続の7千人越えの感染者を記録しています。この調子で増加していけば30万人を突破するのもそう遠くはありません。
ですが、日本の街を歩く人々の話は怖い怖いと言いつつもやはりどこか他人事なんです。
日々、メディアで関連の話題が取り上げられていても国民の1パーセントにも満たない感染者数は、すべての人の身近にウイルスがあるわけではない状況のため家族や会社、隣近所で感染者が出るまで「対策をしているし大丈夫」「なんだかんだで1年感染していない」という思考から抜け出せません。日本の「忖度」などの相手の気持ちを推し量る傾向は出社や勤務などに対しても現れるため、禁止でもされない限り会社に通い続けるなんて話も挙がるほど、日本は少し窮屈。
日本人の性格を汲んだうえでの強制グレーゾーンの政策とかはできないものなのでしょうか。
このままでは、ワクチン接種を前に1カ月もあれば国民の1%の感染者が出る可能性も0ではないような…。
そして対するフィリピンでは、何とか2千人台を回避の1,893人の新規感染者となりました。
今回の感染者の増加に対してのフィリピンの見解はクリスマスや年末年始の休暇による影響であるだろうとのことでした。
大人数での集いが禁止されているとはいえ、まだまだ感染ルートは潜んでいるということですね。
そして、今週も修正が入った数値が公表されました。
フィリピンは治療者約2万人となり順調に回復していることが分かります。
対照的に右肩上がりの5万5千人の治療者がいる日本。
ここまで差が開いてしまうのはやはり、政策や危機観念の差からではないでしょうか。
最近、アメリカの看護師さんのCOVID-19騒動初期の画像と現在の画像を比較した投稿が現場の壮絶さを物語っていると話題になっていましたが、日本も似たような状況にあると考えると、一刻も早い解決をしなければ今後の医療の発展に様々な面で影響が出るのではと思いました。
また投稿では画像だけではなくコメントもあり、救えるはずだった命が救えないのがとても辛いと語っていました。
満床の医療機関が続出する日本でも同様に、救えたはずの命があったはずです。しかし、感染者の爆増を受け万全の対応を出し切ることはできません。
フィリピンはピーク時に死者爆増後は現在まで一定数の死者数を記録していますが、日本は日を増すごとに平均値が上がっています。
もうすぐで、日本は初の国内感染者の確認から1年が経ちますが、1年経ってやっとウイルスの危険性が伝わったように感じます。
日本とフィリピンの途中経過を辿るとまるで真逆の足跡に驚くばかりです。
日本やフィリピンに限らず、当初は多くの人が自国や自分自身にはあまり関わりのない話ですぐに収まるだろうと思われていましたが、今ではwith COVID-19の時代になりました。
閉幕はいったいいつになるのでしょうか。
さて、次回Part.27では1月11日の最新データなどの情報をお届けしていきたいと思います。
それではまた、次回〉〉〉
参考:厚生労働省「国内発生状況など」
東洋経済オンライン「国内感染状況」
department of health「UPDATES ON NOVEL CORONAVIRUS DISEASE (COVID-19)」
Part.63 18万人医療機関パンクのフィリピンと増加始まった日本
Part.62 加速するフィリピンと熱帯びる日本
Part.61 治療者13万人成す術なしフィリピンと宣言解除で増加日本