October 1, 2023

フィリピンと日本COVID-19比較 Part.3

2020-12-17(data:17日0:00時点)

今日も引き続き最新の情報をお届けしていきたいと思います。
今回は、「ベッド数や医療体制」についてもお話ししていきたいと思います。

まずは、最新の情報の確認からしていきましょう。今日の陽性者数と退院・療養解除された方のデータから見ていきます。

日本は感染者が増えたことで退院者の増加率がグッと減りました。フィリピンは陽性者数退院者数共に緩やかな上昇を見せています。

また日本では、死者が51人と脅威を告げました。重傷者は減少してきていますが、亡くなられる方も少なくないです。

フィリピンでは死者17人と日本の半数以下。日本がフィリピンの後を追う形になってます。

日本では新たな感染者が増え、フィリピンでは爆発的流行以降は一定の増加数を保っているが両国ともに着実に感染者は増えていっています。
医療体制はどうなっているのか、ベッドは足りるのか、ワクチンは?

気になりますよね。

今日はそんな「気になる。不安だ。」を解消しましょう!
まずはフィリピンのお話から。

フィリピンでは回復率92%と大半の方が順調に退院されており、当初に比べると医療関係者も多忙に多忙を極めることはありませんが終息の目途が立たない以上、先の見えない不安に頭を抱えています。ですが、自治体で働く看護師の基本給を上げたりするなど休暇を与えられない分をカバーしているようです。
ベッドの占有率は36%とまだまだ余裕は有りますが、上昇は避けたいですね。
フィリピンでワクチンの接種が始まるのは来年3月からの見込み。ワクチンは中国のシノバック・バイオテックとロシアの国立ガマレヤ研究所が開発しているワクチンが調達される予定だそうです。(NNA ASIAより)
接種の優先順番は貧困層や外出制限もかけられている高齢者などから開始するように制度や設備も整えているようです。

日本は回復率84%とフィリピンと差が開いてますが感染者がフィリピンより少ないので、まだ納得のいく数値です。
医療現場では日本人の気質なども相まって苛酷を極めているそうで、さらには病院や自治体などによっては給料も下がる中でコロナと戦いながら患者に向きあっています。
病床数について的確な情報は公開されていませんが、各都道府県の占有率については次のサイトを見てください。(新型コロナウイルス感染症患者の療養状況 病床使用率https://www.stopcovid19.jp/mhlw-beds.html)
ですが厚生労働省の方からの発表ではコロナ患者用に一般患者とは別枠で確保している病床数として、全国で27,335確保しているそうです。現在入院中の患者数が25,411人ですので余裕はないですね。追加枠や予備ベッドの建設も検討中との発表がありましたが、早めの決断が必要そうです。
日本のワクチン接種についてはまだ臨床試験の段階で、目途が立っていません。イギリスやアメリカでは緊急事態として、ワクチンの使用を許可しており既に接種が始まっていますが日本ではワクチンの必要性は感じているが、データがなく新規領域のためワクチンへの不信感や信用性が問われているような状況です。

フィリピンではワクチン接種開始も目前ですが、日本ではいまだに臨床試験段階で裏で接種に向けて整備を整えてはいるけれど明確な情報が何も出てきていないような状態です。
情報によって国民を安心させてほしいですね。

さて、次回Part.4では12月18日の最新データと前日比をお届けします。

それではまた、次回〉〉〉

参考:厚生労働省「国内発生状況など」
東洋経済オンライン「国内感染状況」
department of health「UPDATES ON NOVEL CORONAVIRUS DISEASE (COVID-19)」