June 14, 2024

フェイクニュースと現在

フィリピンでも「情報」に関する課題が多くありますが、最近の日本の「誤情報」や「確認不足」は、文明の発展においてやや深刻な状況にあります。

直近のフェイクニュースといえば1度目の緊急事態宣言前後で、自粛生活を送る上で必要不可欠となる必需品「トイレットペーパー」が売り場から無くなり始めると、SNSで「トイレットペーパーに使用する素材もマスクの生産に回すので、トイレットペーパーが無くなる」という情報が出回るようになり、信じた人が買い占め、残りの商品は必要とする人が買い、不足する事態になりました。
その後、情報には尾ひれや不安も紛れ、おむつや生理用品までが無くなるという事態にまで発展。
政府や企業、ニュースでも正規の情報を流し、買い占め回避を促していても簡単に騒動は収まりませんでした。

 

誤情報だけに収まらず、「珪藻土マット アスベスト含有問題」では情報の確認不足によって顧客を混乱させました。
事の発端は、カインズホームで販売していた「珪藻土マット」にアスベストが含有されていたことが発覚しリコール問題が生じたことでした。
現在日本では、珪藻土マットはマストアイテムとなりつつあったために「珪藻土加工品」の利用者は困惑。
カインズホーム以外にも「珪藻土」を使用した商品の取り扱いがある企業は多く、利用者は安全確認のためにも各企業に問い合わせをすることも。
そこで今回話題になっているのが「ニトリ」です。
利用者からの問い合わせに対し当初は、「確認したところ、販売している商品にアスベストは含まれていないので安心して利用を継続してほしい。」と語っていましたが、後々いくつかの商品からアスベストを確認した為にリコール対応に発展。現在も処理に追われています。

 

実は私もニトリの珪藻土マットを使用していました。しかも初期の情報では回収対象品…すぐに使用をやめて一時保管しました。
その後ニトリ側は調査を進めた結果、回収対象から継続利用可能な商品へと変更したと発表。企業が発信する情報が二転三転し、混乱しましたが結局回収してもらいました。

このように最近の日本は様々な情報に惑わされることが多く、正しい情報や必要な情報が届きにくくなっています。

そして現在再び紙不足に陥りつつあります。今回はフェイクニュースなどは確認されておらず、緊急事態宣言を受けて巣ごもりすることになるとトイレットペーパーや生理用品が必要になるため、皆買うだろう→皆買うからこそ売り場から無くなるかもしれない→無くなると自分が困る→無くなる前に買わなきゃ!!という心理が多数買いに発展し、売り場から商品が少なくなっていくのをみてさらに不安を感じ買うという連鎖が生じるために売り場の商品が減っています。

過去に前例があったからこそ不安は大きくなり、無いよりはあった方が良いという思いが購入へと向かいます。

アルビン・トフラーが語っていた「3rd wave」はすでに起きているのかもしれません。
情報はインターネットが普及した現在、価値を増し続けています。
どの情報をとり、だれに情報を渡すのかが重要となります。対象となるのは日本だけではないので、第3の波に乗れるかどうかが鍵になるでしょう。
私たちがこうして届けている情報も、あらゆる問題提起の答えを出すためのどこかの1つの鍵になっていれば嬉しいです。
正確でスピード感のある情報をお届けできるように精進します。