2021-2-20(data:20日0:00時点)
日本ではついにワクチンの先行摂取が開始されましたね。
しかし、ワクチンの副反応の反応と疑われるものが既に何件か発生しているようです。
フィリピンでは先日、ワクチン接種に関連する法案に署名し、整備の最終段階に突入したようです。
それでは本日も感染者の推移を見ていきましょう。


フィリピンは約1ヶ月ぶりに2千人を確実に超えました。
ルソン島の各地でクラスター発生疑惑が多発しており、局所的封鎖が行われています。
経済活動を再開させようとした途端、水面が騒がしくなってしまった形になります。
フィリピンで増加が見える反面、日本は新規感染者が減少の傾向にあり2週間2千人を超えることはなく、1日平均感染者数は1,488人(2/14〜2/20)となり、ついに平均1,500人をきりました…。
当LABOで集計を始めてから1番の低水準です。やっとここまで落ち着いたのかと、、、。
当面はフィリピンは増加を食い止め、さらに新規感染者をいかに下げるのか。
日本は千人以下に持っていけるかどうかが壁になるでしょう。

いつも私も数字で見ているので、こうしてグラフで見ることは少ないのですが数字だけ伝えられるよりも推移はお伝えできるかと思います。
しかし、今回お伝えしたいのは別のこと。逆にグラフだと分かりにくいことです。
週明けに1万人を超える修正が再度行われても、治療者は2万4千人。何だか増えてるように感じませんか?
私もグラフを見た時は『(微妙に増加し続けてる…)』と思っていました。
ですが、以下をご覧ください。
1/10 26,784人⇨20,087人
1/17 28,674人⇨24,691人
1/24 33,603人⇨27,765人{最大}
1/31 36,943人⇨27,318人
2/7 35,946人⇨26,333人
2/14 34,967人⇨25,918人
1/10~1/24にかけて増加しましたが、その後は修正が入るごとに千人ほど減少しているんです。
ただ、減少のスピードがペースアップしなければ今後ワクチンが浸透する前に手が付けられない状態になってしまいます。
日本ですら2万を超えると逼迫状態に突入していたので、フィリピンでも多くても2万人が限度なのでは無いでしょうか。
日本の治療者は順調に減少していき、回復率も94%に到達しそうな勢いです。
新規陽性者の減少と治療者の減少。ワクチンは副反応の疑いが見られるものの、接種も進行中。
流れが綺麗に出来上がっていますね。
このまま0を目指したいところです。


そしてフィリピンでは20日にパンデミック以降、2番目に多い死者数となった239人が記録されました。
前回は呑気に日本と同じ軌道だと思っていましたが、この短期間でこんなに差が開くものとは思ってもいませんでした。
これによりフィリピンの死者数は1万2千人に到達しています。
感染者数が近づく両国ですが、現状の死者数・治療者数は別の方向に向いています。
感染の勢いを落とすにはワクチンは必至ですが、フィリピンはやっと整備が終わるところとなります。
一抹の不安が残る状況です。
さて、次回Part.49は2月22日分までの集計の結果となります。
ワクチンの副反応…本当に副反応だったら、ワクチンを摂取した場合の危険度とCOVID-19感染時(回復後の反動を含めた)比較などを公開してほしいです。
それではまた、次回〉〉〉
参考:厚生労働省「国内発生状況など」
department of health「UPDATES ON NOVEL CORONAVIRUS DISEASE (COVID-19)」
Part.63 18万人医療機関パンクのフィリピンと増加始まった日本
Part.62 加速するフィリピンと熱帯びる日本
Part.61 治療者13万人成す術なしフィリピンと宣言解除で増加日本