December 4, 2023

Part.51 危険な兆候フィリピンと希望が垣間見える日本

2021-2-28(data:27日0:00時点)

フィリピンは都市閉鎖で封じ込めならず、感染者の再びの増加も現れました。
経済再開を願う国民の声や議員の声が高まる中、最悪の結果とも言えるでしょう。

それでは本日も感染者の推移を見ていきましょう。

フィリピンの感染者の増加が怪しい動きを見せています。
前7日間で若干の増加を見せていましたが、この3日間か新規陽性者数が2千人を超え3千人に届きそうなほどです。
パンデミック前は人がごった返していたモールも、今では人影を探すほどまでに人々は警戒している。それこそ、東京の街中とは比べものにならないほどに。にも関わらず、今回の増加傾向には戸惑いを隠せません。

一体どこから感染しているのか。
最悪の場合は、経済回復・国境開放がずれ込む可能性があります。
一向に減少が見えない中、増加が始まるのか今後の動きに注目です。

対する日本は都市閉鎖も行われず、臨戦状態だった都市で緊急事態宣言が発令されていただけですが、新規陽性者はついに千人を切り始めました。
今回発令されている緊急事態宣言は2月中旬に一度解除の話題が出ましたが、当初の予定の通り3月7日まで持続されることとなり、人々はCOVID-19の終幕と宣言解除を待っている形です。

そして、陽性者の増加に比例して上昇するフィリピンの治療者数。
修正が入っていないとはいえ、3万7千人は最近の最高数値です。医療現場の逼迫度合いは日本とは日にもならないでしょう。
週明けの発表で修正が入ったとしても陽性者が増加にある今、今後の治療者の増加が懸念されるため油断を許さない状況です。

日本は新規陽性者も減少したことで、医療現場は落ち着きを取り戻しつつあり、回復率も94.8%と順調に回復していることが伺えます。

日本の陽性者・治療者は減少していますが、未だに50人/日を超える死者がいます。
COVID-19は合併症や後遺症が大きく、悩まされている患者さんが多くいらっしゃることを見かけます。少しでも多くの方の悩みがいち早く解決することを願います。

また、フィリピンの死者の増減は激しく、病なので一定数の差は尤もですがやけに差がありすぎるように感じます。確実に集計が行われているのか甚だ疑問です。

さて、次回Part.52は3月2日分までの集計の結果となります。
日本がここまで落ち着いてきてるように見えるとなんだか気が抜けてしまいますが、フィリピンのなかなか減少に至らなかった事実などを鑑みるとそうもいきませんね。

それではまた、次回〉〉〉

参考:厚生労働省「国内発生状況など」
department of health「UPDATES ON NOVEL CORONAVIRUS DISEASE (COVID-19)」