2021-3-31(data:3月31日0:00時点)
フィリピンは若干の増加が見られますが、国内の動きを見る以上油断はできません。
日本はやはり、増加した1,500人前後の数値で揺蕩っています。
それでは本日も感染者の動きを見ていきましょう。
フィリピンの陽性者数と療養解除者数の差、その数が約15万人になりました。
日が経つにつれて悪化していくフィリピンの感染状況。
NCR+地域で外出制限が行われていますが、それでも違反し検挙される方もかなりの数いるため拡大防止への国民の意識の低下が問題視されています。
1日平均感染者数は約9千人/週にも上り、その危機的状況が数字で伝わってきます。
また、日本では1ヶ月ほど感染者の減少・停滞が見られていましたが緊急事態宣言が解除され、再び若干の増加を記録しています。
重症者の数も増えており、変異体の保有者も多く記録されています。
いよいよ一般(高齢者)へのワクチン接種が開始されますが、どのような影響や効果が現れるのかは未開です。
先日、初のワクチン接種後の死者が観測されワクチンに接種の疑問持たれており、不安が広がっています。
フィリピンの治療者の増加は止まらず、政府の対策の出遅れが非難されています。
回復率もどんどん低下し、数日中に80%を切りそうな勢いで増加しています。
医療体制の回復のためにも行われた制限の強化ですが、実施から2日。結果が現れるのは次回コラム以降となりますが、13万人の治療者を抱えている以上は直近での問題回避はできそうにありません。
限界を超えるような状況でどこまで持つのか。
COVIDに関してフィリピンは問題が山積みのようです。
日本は感染者の増加を受けて治療者も上がり気味ですが、回復率もキープしており急増がなければ順調に回復が望めるような数値となっています。
しかしながら国内では変異体の確認が相次いでおり、全国的に広がっていることに関しては懸念事案となります。
感染力が高く、死亡率も高い変異体が拡大すれば日本も現在のフィリピンのような状況に追い込まれる可能性があります。
ワクチンの普及と感染拡大を防ぐことが医療体制の維持と感染国からの脱却につながります。
さて、次回Part.62は4月3日分までの集計の結果となります。
フィリピンの各地で動きが大きくあり、ニュースを整理するのもあたふたする事態に。
今後も新ニュースにかじりついていきます!!
それではまた、次回〉〉〉
参考:厚生労働省「国内発生状況など」
Department of Health「UPDATES ON NOVEL CORONAVIRUS DISEASE (COVID-19)」
Part.63 18万人医療機関パンクのフィリピンと増加始まった日本
Part.62 加速するフィリピンと熱帯びる日本
Part.60 手に負えずロックダウン強化フィリピンと増加見られる日本