2021-2-4(data:3日0:00時点)
いろいろと制限を設けつつも一定数の感染者が出続けるフィリピン。このやるせない状況に政府・国民ももやもやしているようですね。
日本はピーク時ほどの増加は見受けられません。週末の検査避けを含んでも1日2千人前後といったところでしょう。
なので、今週中には総感染者数40万人に到達しそうですね。
集計を始めたころのフィリピンの数字にだいぶ近づきました。
フィリピンは2月に入ってから制限範囲などが変わった地域もあり、今後の数値の動きに注目が集まります。
現在、4日連続で陽性者の増加数が減少しています。このまま2月に2千人を超えることなく更なる落ち着きを見せてくれれば格市場も動きやすいのですが、制限があってもそう簡単に事は進みませんよね。
対する日本は検査避けの影響が顕著になっています。
日本では特にイベント毎に陽性者数が急増する傾向があります。制限がなければ、感染対策や意識が薄れてしまうのが良くないところです。
今月はバレンタイン・デー、来月はホワイト・デー、4月になれば各所で桜が花開きます。
昨年も花見シーズンになると出店こそ出ないものの、缶のお酒とおつまみを持った人が集まっていました。
これらの行動が昨年はまだウイルスが蔓延とまではいかない手前だったので大きな影響はありませんでしたが、今年は変異体の存在もあり危険視しなければなりません。
しかし、日本ではパンクしていた治療者も続々と退院・療養解除し、回復率も順調に上昇しています。
それでもまだ4万人を超える患者さんがいます。重症者数は千人を超えていた先月下旬から今月に入り、減少を見せ897人となり膨張も収まりつつありますがワクチン接種開始で気が緩むのではないかと囁かれる日本。
否めない過去のデータがある以上、警戒するに越したことはありません。
対するフィリピンでは退院者の少なさが際立ちます。
集計に遅れがあるにしても増加を続ければ、フィリピンの医療機関は日本よりも早い段階でパンクしてしまうでしょう。
しかしこればかりは、どうしようもできません。一刻も早い回復を願うのみです。
そして、1日60人前後の死者が記録されるフィリピンと日別に死者数に差ができている日本でしたが、今日の死者数が118人と過去最大数の死者が記録されました。
フィリピンの1日最大死者数はピーク時8月の84人。新規陽性者最大が4,346人です。
最近の日本はそれを優に超える勢いで死者が記録されています。これもフィリピンを超える急激な陽性者の増加期があった影響なのでしょうか。
さて、次回Part.42は2月6日分までの集計の結果となります。
日本の死者の急増、フィリピンの治療者の増加は止まらないのでしょうか。
それではまた、次回〉〉〉
参考:厚生労働省「国内発生状況など」
department of health「UPDATES ON NOVEL CORONAVIRUS DISEASE (COVID-19)」
Part.63 18万人医療機関パンクのフィリピンと増加始まった日本
Part.62 加速するフィリピンと熱帯びる日本
Part.61 治療者13万人成す術なしフィリピンと宣言解除で増加日本