March 28, 2024

コラム

2021-2-10(data:9日0:00時点) 現在日本では10都道府県に対して緊急事態宣言がしかれており、順調に感染者数も減少傾向に入りましたが12日に予定していた宣言解除を見送りました。 宣言解除見送りの背景には新規感染者が減少し、順調に治療者も回復傾向にありますがピークを脱したとはいえ未だに医療体制は逼迫感した状況があります。 それでは今日も感染者の状況を見ていきましょう。 日本の新規感染者数はついに2千人程まで落ち着きました。今日の数値は週末検査避けの影響があるので、本格的な判断は次回Part.45あたりで検討がつくかと思います。 続いてフィリピンですが、修正後にさらに修正が入っており退院者の増加数が2日連続マイナスとなっています。修正日翌日がマイナスになることは以前から何度か見受けられていましたが連続してマイナスが記録されるのは初めてです。 そしてこれにより、再びフィリピンの治療者数は増加に走っています。日本ではステージ4の指標を下回る場所も増えてきてはいますが医療体制の逼迫しています。ですが、ついに回復率が90%台に乗り順調に回復に向かっていることが読み取れます。 フィリピンも治療者は増加していますが、変わらず回復率90%台をキープし続けています。 また、日本・フィリピンともに死者の増加が目立ち、直近1ヶ月の増加は目を引きます。そして、この7日間に焦点を当てると以下のようになります。                             (2021-2-3〜2-9)日本   :死者計682人/1日平均97.4人フィリピン:死者計422人/1日平均60.2人 と、日本では1日100人ほどの方が亡くなられています。フィリピンでも昨年8月のピーク後は低位安定で推移していましたが、1月2週目以降は死者が大きく増加しその後も一定数の死者が記録されています。この1月2週目以降ですが、新規感染者の増加などの背景はなく考えられる要因となるのは同じく該当期間から増加傾向にある治療者の増加です。 フィリピンでは今月中のワクチン接種の開始を見込んで準備中のようですが、日本ではいよいよ来週半ばより医療従事者を対象に接種が開始される予定だそうです。 さて、次回Part.45は2月13日分までの集計の結果となります。本格的に動き出したワクチン接種。その効果が実際に目で感じられるほどに効果が反映されるのはいつになるのでしょうか。 それではまた、次回〉〉〉 参考:厚生労働省「国内発生状況など」department of…

2021-2-8(data:7日0:00時点) 2週続けて修正により1万人以上の退院者が記録されたフィリピン。 退院者のグラフは階段のような線を描いています。 それでは修正されたフィリピンの数値に注目しながら見ていきましょう。 フィリピンの7日の陽性者数が約1,800人。日本が約2,300人と広がっていた差は、日本の陽性者の減少とフィリピンの変わらない陽性者数によって500人にまで縮まりました しかし、フィリピンが修正によって11,300人ほど上方修正されましたが、それでも日本の回復の勢いには追い付きません。 これにより両国の治療者数はぐっと狭まり今後の衝突が予想されます。 日本は3日で7千人の感染者が出ていますが、1万人の退院者がいるので1日1,000人ほど治療者が減少しています。 対するフィリピンでは、3日で5,600人ほどの感染者が出ていますが退院者は換算すると3日で5,300人。 大雑把な計算ですが、それでもフィリピンでは1日3百人治療者が増えていっていることになります。 1万人という数字に惑わされそうになりますが、本質は異なるのです。 しかし、日本の治療者の減少の陰には多くの死者もいました。5日で544人の方が亡くなり、週を跨ぐごとに死者数が増加し記録も塗り替えられていきます。 気になるのは今年に入ってから変わらずフィリピンの死者数が上昇している件です。 長く病床につくと免疫力が低下するとよく言われるものですが、その類なのでしょうか。 ワクチン接種が見に迫るほど良くないニュースが飛び込んできています。…

2021-2-4(data:3日0:00時点) いろいろと制限を設けつつも一定数の感染者が出続けるフィリピン。このやるせない状況に政府・国民ももやもやしているようですね。 日本はピーク時ほどの増加は見受けられません。週末の検査避けを含んでも1日2千人前後といったところでしょう。 なので、今週中には総感染者数40万人に到達しそうですね。 集計を始めたころのフィリピンの数字にだいぶ近づきました。 フィリピンは2月に入ってから制限範囲などが変わった地域もあり、今後の数値の動きに注目が集まります。 現在、4日連続で陽性者の増加数が減少しています。このまま2月に2千人を超えることなく更なる落ち着きを見せてくれれば格市場も動きやすいのですが、制限があってもそう簡単に事は進みませんよね。 対する日本は検査避けの影響が顕著になっています。 日本では特にイベント毎に陽性者数が急増する傾向があります。制限がなければ、感染対策や意識が薄れてしまうのが良くないところです。 今月はバレンタイン・デー、来月はホワイト・デー、4月になれば各所で桜が花開きます。 昨年も花見シーズンになると出店こそ出ないものの、缶のお酒とおつまみを持った人が集まっていました。 これらの行動が昨年はまだウイルスが蔓延とまではいかない手前だったので大きな影響はありませんでしたが、今年は変異体の存在もあり危険視しなければなりません。 しかし、日本ではパンクしていた治療者も続々と退院・療養解除し、回復率も順調に上昇しています。 それでもまだ4万人を超える患者さんがいます。重症者数は千人を超えていた先月下旬から今月に入り、減少を見せ897人となり膨張も収まりつつありますがワクチン接種開始で気が緩むのではないかと囁かれる日本。 否めない過去のデータがある以上、警戒するに越したことはありません。…

2021-2-2(data:1日0:00時点) いよいよ日本では、コロナの終息に勢いをつけるため緊急事態宣言の延長を決めるようです。 夜型人間なので20時以降に飲食店が営業していないと辛いですが、これも今よりは安全な未来のためには必要なことなので仕方ないですね。 それでは宣言延長前に感染者の推移を振り返っていきましょう! フィリピンと日本のグラフが随分と近づきましたがそれでもまだ15万人ほどの差があります。 ですが、増加数の推移を見ると日本の感染者数は落ち着きつつはあるものの、1日千人ほどの差があります。フィリピンは年末年始では新規感染者数が減りましたが、以降2千人を超えるか超えないかのラインを右往左往しています。 日本のピークが長続きしなかったことは安心しますが、減少しつつもフィリピンのように一定数の感染者数が出続けるだけの日々は回避したいですね。 封じ込めに成功したスウェーデンは現在経済回復に奮闘中ですが、後を追うのはフィリピンでも日本でもなくオーストラリアです。 日本やフィリピンがすっぽり入ってしまう国土に対して人口は2,500万人ほど。 それでも厳格な制限を敷いても封じ込めにはここまでの期間を要しています。 となると、制限は設けていても緩和も続き一定数の感染者が記録され続けるフィリピンと、制限はなく出歩くことに制限もなく、増加に歯止めをかけられない日本が封じ込めに成功するのはいつになるのでしょうか… 封じ込めはまだまだ先のように思いますが、治療者の人数が日本は最高値から着々と減少を続け約1カ月かけて5万人台まで落としました。 フィリピンは修正で1万人ほどの退院者が正式に記録され、3万人は下回りましたが1月の2週目以降治療者の上昇スピードが昨年末と比較しても上がっています。 新規感染者数は一定を保ちつつも、実情はそれほど穏やかではないように感じます。 またフィリピンでは2021年になってから死者数も急激に増加しています。…

2021-1-30(data:29日0:00時点) ついに週末を超えると2月となります。 2月は、フィリピン政府/日本政府ともに医療従事者らからワクチンの接種を開始する予定です。 両国ともワクチン接種のシミュレーションを行い、課題の発見と実施に伴う手順の確認を行っていました。 現在も一定の感染者を観測しているフィリピンと蛇行を続ける日本ですが、ワクチンがどのような影響を及ぼすのかが気になるところです。 それでは今日も本日までの陽性者数から見ていきましょう。 グラフを見ると日本は1週間毎に異なる独特な線を描いており、フィリピンは曜日毎に検査数に差があるので増減が見られるものの総括すると一定に見えます。 印象としてはフィリピンではロックダウンが行われているため日本のような急増は見受けられないようなイメージです。 退院者が少ない件に関しては、完壁ではないが最大限の対応はできているという保健省の発言があったように日本よりも退院者数の比率は低いですが、持っている技術をすべて出し切っているようです。 日本の治療者は最大時の7万1千人から10日で1万7千6百人減少し、感染者の減少と日本の医療の力強さを感じます。 対するフィリピンでは、週明けに数値の修正が入ったとしてもこれまでの例を見る限り週明けに3万人を下回ることはなさそうです。 新規陽性者数は少ないにもかかわらず、治療者の数が増えているのは単純に治療期間長引いてしまっているのか、医療充実度の差なのかは定かではありませんが陽性者の数と比べると多いように感じます。 またフィリピンでは前週と比べて死者数が約2倍となっており今月に入ってからの死者の増加も際立ちます。フィリピンの死者はピーク時の8月9月が群を抜いて記録されていましたが、今月はピーク時を凌ぐ勢いで死者が出てしまっているんです。 日本の死者も多いですが、COVID-19によって併発される病気を考えると致死率も一定数あるので悲しいことですが感染者の増加に比例して死者が出ています。 感染者の増加に比例せず死者が増えるフィリピン…。…

2021-1-27(data:27日0:00時点) 2021年になって早々にピークに突入した日本。 その後、破竹の勢いでフィリピンを追いかける形となっていましたが、1日5~6千人の感染者から現在では4千人前後と勢いが収まりました。 フィリピンでは感染者数の増減を見せつつも、週別でみると前週と差はありません。 また退院者数も7日間で約8千5百人とこちらも前週と比べて特異ありませんでした。今フィリピンは、倦怠期に入っているような状態です。 日本は新規感染者が減少していることで膨張していた治療者数も急降下を始めました。 しかし、フィリピンでは2週間で2万6千人の新規陽性者が記録されたことで治療者が急増しているようです。 日本は現在、治療者数が減少傾向にありますがこの修復期間に再びピークがやってくれば患者は待っても待っても病床にたどり着け無くなるでしょう。 日本の治療者数が6万人に達したころには既に「待ち」が入っていました。修復が終わる前にピークが来るとなるともちろん、現在の数に上乗せになるわけなので手に負えなくなるのも已むを得ません。 フィリピンでは今年に入ってからの1日の死者数は平均48人。 増減が激しいので分かりにくいですが、対応も定まったからなのか一時期と比べると1、2カ月は減少したように感じます。 対する日本は、27日間で1,838人の死者で1日平均68人と高い数値です。 昨年末は50人前後と一定だった死者数もピーク後から増加しています。 COVID-19が世界中に蔓延してもすぐに収まるだろうと楽観視していた人が多かったですが、1年が経ちCOVID-19も日常と化してしまいました。 学者たちが語る、終幕の日も日を追うごとにずれ込むだけで的を射ません。…

2021-1-25(data:25日0:00時点) 週が明け今週もフィリピンの数値が何か所か修正が入ったようです。 早速見ていきましょう 今回も、陽性者の増加数から順番にいきます。 日本の陽性者数は週末の検査避けがあったとはいえ2週間前の爆増と比べると高くはない数値です。 国内で変異体が確認され、原体より7割増しの感染力があると言われていましたが、一時期こそは感染者が急増し対応が追いつかない状態になっていましたが、現在は減少傾向にあります。 フィリピンでも週末の検査避けがありますが、週間感染者数はこの3週間大差はありません。治まるか増えるかの増減を繰り返していますが、一定数の感染者数が記録され続けています。 しかし、修正が入った現在の1日平均退院者数は1,350人。 全体数が2倍いる日本ですが、1日平均6,080人の退院者がいます。単純に割ってもフィリピンの退院者の少なさが目立ちます。 その影響からかフィリピンの治療者数は修正が入るも3万人目前という結果に。 陽性者の増加によって治療者が増えている日本とは異なり、退院者が少ないゆえに治療者の人数が伸びている印象です。 フィリピン国内では変異体の感染者も続々と確認されており、ワクチン接種を前にして規制を潜り抜けもう一度波が来るかもしれません。 ただ、フィリピンにもう一度波がやってくると退院者の推移から見ても分かるように日本ほど充分に整備されていないように感じます。 つまり、第二波がフィリピンを襲えば当面の経済回復や国民の生活水準の修復は当分先になってしまいます。 また、現在は新規志望者も減少し、1万人を超えてからはスローモードなフィリピンですが、こちらも昨夏のような急増を避けられないでしょう。…

2021-1-23(data:23日0:00時点) 今後はCOVID-19に関するお届けが月曜日、水曜日、土曜日の定期更新に変更となり1度目の配信になります。 仕様が少し変更していますがご了承くださいませ。 さて、Part.35から日が空いた今日まででフィリピン/日本ともに、少し変化が現れました。 まずは陽性者の増加数などから見ていきましょう。 フィリピンは一日の感染者数は依然として変わらず、2千人前後で増加数5,740人ですが、退院者はわずか893人。治療者の増加が分かります。 対する日本は、一時期と比べると感染者の増加が1万6千人で落ち着いてきたように見えます。退院者も順調に増加し、治療者の減少も3日続いています。 日本の下がってきていた回復率も3日で2万人の退院者がでたことで減少を始めました。治療者が7万人に到達したときにはどうなってしまうのかと思っていましたが、減少傾向に転身し目下の悩みは重傷者用の病床や一部地域の病床不足となりました。 減少を見せる日本と比べてフィリピンでは治療者が4千7百人増加し、混迷を見せています。年末年始には終息の軌道に乗ったかと思われましたが、再び上昇を見せています。 感染者の急増は見受けられないので、単に退院者の減少が要因だと思われます。 またフィリピンでは再び死者が急増しています。 フィリピンではこの3日で150人の死者が記録されました。ですが、感染のピークに入っていると言われる日本は290人の死者が記録されました。 感染者数が増加することで死者も相当数記録されるということは世の摂理とも言えますが、なかなか正面から受け止められるものではありませんね。 最近は少しでも体調に異常を感じると 「頭痛 コロナ」「鼻水 異常 コロナ」「肋骨 痛い コロナ」と…

2021-1-20(data:19日0:00時点) COVID-19に関する情報をお届けしていきたいと思います。 最後に大事なお知らせがあります。 それでは今日の陽性者数/退院・療養解除数から見ていきましょう。 検査避けの影響が今週も出ています。 フィリピンでは新規感染者1,348人と控えめな記録がでました。退院者の数値は変わらず低いです。 対する日本は検査避けがあったにもかかわらず、感染者6,152人が確認されました。 ついに治療者が7万人に上った日本ですが緊急事態宣言はどこへやら、昼も人が多く、電車もすしずめ状態。もはや20時に飲食店が閉まる国のようです。 そして増減を繰り返すフィリピン。なかなか一筋縄とはいきません。 治療者は1月第3週に入ってから増加傾向にあり、退院者の数も減っています。 1月第3週は死者の増加も大きく、観測を始めてから類を見ない方が無くなっています。 フィリピンの死者が増加する一方で感染者が続出していた日本ですが、全体から見ると死者の爆増は見受けられませんでした。 しかしながら日本の重傷者数はついに千を超え、1,001人を記録しました。一晩で29人もの方が特殊な機械を必要とする状況に迫られたと考えると恐ろしいですよね。 私たちができる感染拡大防止法は手洗いうがいやマスクの着用、外出自粛などがありますが、感染者のために私たちができることは何もないのでしょうか……。 【お知らせ】…

2021-1-19(data:18日0:00時点) 今日もCOVID-19に関する情報をお届けしていきたいと思います。 18日0:00時点の数字なので、17日(日)のデータになるわけですが、日本のPCR検査の件数が1万6千件と減少。15日(金)には7万人も検査を受けていますが、16日(土)4万5千人も含めて土日検査避けがあるように見えます。フィリピンも同じ状況にあります。 陽性者の増加数のグラフが山あり谷ありになるのはこういったものも関係しています。 それでは、陽性者数/退院・療養解除された方のデータと陽性者の増加数から見ていきましょう。 フィリピンの年末の減少はどこへ行ってしまったのか、1日の感染者数が2千人前後に戻ってしまいました。これにより、平均感染者数は1,857人/週 に上昇しています。 日本は年始の休み明け以降5千人以上の感染者が継続して確認されていて平均感染者数5,840人/週 となりましたが、順応は早く既に5千人超えも日常と化しました。 フィリピンの今日の数値ですが、DOHからの発表によると期限までに報告しなかった4つの研究所の報告が含まれていないとか。となると、再び退院者が少なく治療者が増えた今日の数値ですが「見えない患者」がいるということになります。 観測を始めてからフィリピンの治療者が3万人を超えたことはありませんが、修正された数値と明日以降の数値が合わさると3万人に達するのもそう遠くはないのかもしれません。 日本は今年に入ってから回復率が5ポイントダウンとなり、厳しい状況を示しています。 治療者も明日には7万人に到達するでしょう。 今週半ばには検査件数が減少したことで減少を見せるものと思われますが気を緩めないことが大切です。 フィリピンの合計死者数は9,909人となり、1日の死者数に差がありすぎるので先が読みにくいですが、今月中にも1万人に到達する可能性が大きいです。感染者50万人に対して死者1万人。フィリピンでのCOVID-19による死亡率は今現在2%となります。…