April 17, 2024

フィリピン中央銀行利下げ、0.5%

利下げ実施!加えて国債の買い取りも実施していくようです。中銀の介入による金融政策と経済下支え。在がんが不足しているフィリピンでは今後も続きそうです。以下、NNAより抜粋

 

中銀、予想外の0.5%利下げ 4会合連続、過去最低の2.25%に

フィリピン中央銀行は25日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である翌日物借入金利(RRP)を市場の予想に反して0.50%引き下げ、2.25%にすることを決めた。26日から適用する。利下げは4会合連続で、金利水準は過去最低を更新した。新型コロナウイルスの影響で今年通年のフィリピン経済はマイナス成長が見込まれる中、一段の金融緩和で景気の下支えを狙う。

中銀は政策金利を2月に0.25%、3月に0.5%、定例会合を前倒しで実施した4月にも0.5%それぞれ引き下げ、金利水準は過去最低の2.75%になっていた。今回の追加利下げにより、今年の引き下げ幅は1.75%となった。ダキラ副総裁は25日の記者会見で「新型コロナで停滞する国内の経済活動を踏まえ、大胆な利下げに踏み切る」と話した。

今回の利下げは専門家にとって予想外だったようだ。オランダ系INGバンク・マニラ支店の上級エコノミスト、ニコラス・マパ氏は「0.25%の利下げは見込んでいたが想定を上回った。景気の先行きを厳しくみているのだろう」と説明する。

新型コロナの感染拡大を受け、政府は3月中旬から5月末まで、マニラ首都圏などで厳格な外出・移動制限措置を実施した。この影響で大半の経済活動は停滞し、4月の輸出額は前年同月比50.8%減の27億8,351万米ドル(約3,000億円)と11年3カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。政府は5月、今年通年の国内総生産(GDP)成長率の見通しをマイナス2.0%~マイナス3.4%に下方修正した。

中銀は利下げのほか、3,000億ペソ分の国債の買い入れを打ち出すなど、景気の下支えに向けて金融政策を総動員している。制限措置下の金融政策により、市場の流動性はGDPの約6.4%分に相当する1兆2,000億ペソ相当改善したとしている。

政策の効果もあり、4月末時点の金融機関の貸出残高は前年同月比12.7%増の9兆4,734億ペソと2桁増を維持している。3月末時点の13.6%増から減速したものの、景気が悪化する中でも銀行の貸し渋りは起こっていないようだ。

政策金利の引き下げは、通貨安を引き起こすリスクもある。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)をはじめ各国の金融当局が利下げに動く中、フィリピンの通貨ペソは1米ドル=50ペソと高水準を維持している。中銀のダキラ副総裁は「経済の構造的な健全性から、ペソは今後も安定的に推移するだろう」と楽観的な見方を示した。