June 14, 2024

失業率過去最悪 45.5%に

フィリピンの失業率が深刻になっている。世論調査機関ソーシャル・ウェザー・ステーションズ(SWS)が16日発表した調査で、7月の成人人口(18歳以上)の失業率は45.5%だった。1993年の調査開始以来、過去最悪となった。新型コロナウイルス対策の外出・移動制限が長期にわたって実施されている影響で、失業者数は2,730万人に上った。

地方別に見ると、ビサヤが47%と最も高い。以下、ミンダナオが46%、マニラ首都圏を除くルソンが45%、首都圏が44%だった。調査は18歳の成人1,555人を対象に、7月3~6日に電話などで聞き取った。

ベリヨ労働雇用相は17日の声明で「統計庁(PSA)の失業率とSWSの調査では対象が異なる。PSAは公式の雇用情報に基づいて集計している」と述べた。PSAによると、4月の失業率は過去最悪の17.7%となり、失業者数は743万人だった。PSAは15歳以上を対象にしている。

ロケ大統領報道官は17日の会見で「厳格な外出・移動制限を敷いていたので、さらに悪い数字を想定していた」と話した。今後については、これ以上失業者を出さないよう、新型コロナの対策を取りつつ、経済活動を再開する必要があるとの見方を示した。