October 3, 2023

比成長率アジア太平洋地域で最悪に

比成長率アジア太平洋地域で最悪に
懸念されていたことが顕著になってきている。長期にわたるロックダウンの影響で完全に回復可能な状況を超えてしまっている。
危機感が募る。
マルフジ

大手格付け会社のS&Pグローバル・レーティングスは24日、フィリピンの今年の国内総生産(GDP)成長率がマイナス9.5%になるとの予測を示した。前回のマイナス3.0%から下方修正した。アジア太平洋地域で最悪となる見通し。25日付スターなどが伝えた。

S&Pは、マニラ首都圏などで8月に外出・移動制限措置が再び厳格化されたことで、大規模な雇用喪失につながっていると指摘。新型コロナウイルスの高い感染率や、限定的な財政支援などが消費者支出を抑制しているとも説明した。

アジア太平洋地域の成長率については、インドがマイナス9.0%と、フィリピンに次いで下落幅が大きくなると予測。以下、タイと香港がともにマイナス7.2%、シンガポールがマイナス5.8%、ニュージーランドがマイナス5.5%、日本がマイナス5.4%などと続く見込み。