March 28, 2024

住宅市場 高級物件は堅調らしいが…

不動産大手仲介会社の情報によると、首都圏の高級住宅市場では依然堅調に価格が推移しているとのこと。記事から察するにここでの価格推移とは賃料のことの様で、中程度の価格層で空室率の上昇から賃料下落を認めるものの高級住宅では一部値下がりでとどまっている様子。

中程度の価格層ではやはり単身やカップルなどの外国人層が軒並み帰国しており、空室率の上昇は避けられない結果、賃料下落は必然的な流れ。ここで堅調を維持できているのはフィリピン人富裕層が借りている戸建てまたはコンドミニアムのファミリータイプと推察します。堅調というよりは動きが少なく現状維持なのだろうかとも想像します。

以下、NNAより抜粋

 

高級住宅市場は堅調、コロナでも=JLL

米系不動産仲介大手ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)によると、フィリピンのマニラ首都圏の高級住宅市場は、新型コロナウイルス下でも影響が軽微にとどまっている。6日付マニラブレティンが伝えた。

2020年7~9月期のマニラ首都圏の市場概況によると、中価格帯の住宅では需要減退による値下がりが見られるが、高級住宅の賃料はおおむね堅調に推移している。一部に値下がりした物件もあるものの、タギッグ、マカティ両市の新規物件が全体の水準を支えているという。

住宅全体の空室率は8.0%に上昇し、賃料は4~6月期から2.4%下落した。特にマニラ市で空室率の上昇が目立っている。

需要の減退を受け、来年以降は住宅の新規供給が大幅に減少する見通しだ。