統計庁からの速報発表によりますと、フィリピンの20年のGDP経済成長率はマイナス9.5%で計測が始まった1964年以降で過去最悪の数値となっていることがNNAより報じられました。
最も大きな要因としてはやはり昨年3月中旬から始まり、先日2月いっぱいの延長が確定したロックダウン外出制限措置に伴う景気後退ですが、その他にも20年年初に見舞われたタール火山の噴火や20年中旬から下旬にかけて複数回生じた大型台風の影響もあるようです。
通常、GDPの約7割を占める個人消費が7.9%減少し、その結果、家計消費が8010億ペソの家計消費が消失したそうです。その他、恐らく申告ベースですが本国への送金が多い海外出稼ぎ労働者が40万人以上失業して帰国していることも大きな影響の一つです。また企業の設備投資も31.1%減少している模様です。
景気先行きが不透明な中で政府は21年のGDP成長率は6.5%~7.5%増までに回復すると見込んでいるようです。20年は大きなマイナスなため、その分の揺り戻しは大きいかもしれませんが、昨日首都圏でのロックダウン再延長を決めたところであり、まだワクチン接種も開始されていない中で、過剰な期待のようにも考えられます。
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Cebu マクタンニュータウン 6月↔9月
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