June 14, 2024

国内騒乱 制限強化に批判も感染者爆増に為す術なし

感染者の増加を受けて首都圏では制限強化が実施されましたが、この動きに関してフィリピン雇用者連合理事長は「経済回復の勢いを減速させる」と批判し、「非常に小さな成果のために、経済回復を犠牲にしている」と述べました。
国内の感染者は95%以上が無症状か軽症にとどまっているため、新規感染者数を感染対策の指標にすべきではないとの見方を示します。

しかしながら、今日の速報である通り新規感染者は8,773人に上り、治療者の数は10万人を超える爆発が起きています。
速報の前の発言とはいえ、23日時点で既に予想できた事由のため私的にはあまりに軽率な発言だと感じます。

「無症状だから」「軽症だから」重篤ではない、死の危険がそこまであるわけではないから、経済を優先すべきだと発言したように感じます。
現在の感染者は68万人ですが、ここで経済回復を優先して感染者が増えればワクチン接種が始まっているとはいえ、200万人300万人と増加する可能性もあります。
そうなれば、現在国内で観測されている変異体がより強い効力を持ち、最悪の場合はより強力なフィリピン型に変異する可能性も捨てきれません。
そうなってしまうと、今以上に打つ手はなくなってしまうでしょう。

確かにフィリピン政府が移動制限・渡航制限をかけて1年以上が経過しても成果と呼べるものはなく、経済が止まり国民の生活が困窮している事実があり、政府の対策に疑問を投げるべきですが対策の甘さなどに焦点を当てるのではなく、制限強化自体に疑問を呈するのはお門違いではないでしょうか。

フィリピンの爆増はまだまだ収まる気配はなく、制限が正しく規制されているのか疑問に思ってしまいますが内容や結果はともかく、少なくとも政府が取るべき措置であることは紛う事なき事実でしょう。

以下、NNA POWER  ASIAより

雇用者連合、外出・移動制限の強化を批判

フィリピン雇用者連合(ECOP)のセルジオ・オルティスルイス理事長は23日、新型コロナウイルス対策でマニラ首都圏と近隣州の外出・移動制限措置を強化する政府の動きについて、「経済回復の勢いを減速させる」と批判した。24日付マニラブレティンが伝えた。

同理事長は「2週間とはいえ影響は大きく、数十億ペソの経済損失につながる」との見解を示した。その上で、制限措置の強化がもたらす新型コロナの感染拡大抑制効果に疑問を投げかけ、「非常に小さな成果のために、経済回復を犠牲にしている」との考えを述べた。

国内の感染者は95%以上が無症状か軽症にとどまっている。オルティスルイス氏は、新規感染者数を感染対策の指標にすべきではないとの見方を示した。