市場調査によるとフィリピンの2025年のエンゲル係数予想が34.5%になる見通しで生活水準の低下が予想されています。
2020年パンデミック以降、自然災害も重なり食糧の生産性が落ち、輸入にもパンデミックの影響により制限や対策による範囲の縮小が発生し、国内では外出の制限で外食も一層減り需要が増えた事に反して、供給不足が起きたことにより価格の高騰が発生していました。
また、アフリカ豚熱などの被害が後追いし一部食品の価格の高騰が起きますが、調査によると高級食材を求める傾向が表れており、ECQやMECQなどの制限の反動で外に容易に出られないのなら、せめてもの高級嗜好ということなのでしょうか。
これらにより、家計支出を占める食費の割合は2020年以降急激に上昇しています。
補足となりますが、2020年の日本のエンゲル係数は26.0%(+2.1)で同じく上昇傾向となっています。
以下、NNA POWER ASIAより
エンゲル係数上昇へ、25年に34.5%
格付け大手フィッチ・グループ傘下の市場調査会社フィッチ・ソリューションズ・カントリー・リスク・アンド・インダストリー・リサーチは17日、家計支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」が、フィリピンでは2025年に34.5%になるとの見通しを示した。06年比で4.8ポイントの上昇となる。
エンゲル係数は一般的に、高ければ高いほど生活水準が低いとされる。新型コロナウイルスの感染が拡大するまで高い経済成長を続けてきたフィリピンは所得が向上しているが、主食以外への支出やより高級な食材を買い求める傾向が強まり、家計支出に占める食費の割合も高くなる見通し。
食品への支出に占める割合は、パン・コメ・シリアルなどの主食は06年の36.0%から、25年には20.4%に低下すると予測。代わりに、魚・魚製品が12.7%から24.2%、肉類が17.5%から22.3%に伸びると予測した。
可処分所得が1万米ドル(約109万円)以上の世帯は、06年の3.9%から25年には37.7%に増えると予測した。名目賃金は06~18年に年5.8%伸びた。
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