September 27, 2021

進まないワクチン接種の裏に潜むデマ情報

フィリピンのワクチン接種の進捗状況は8月第4週時点で約12%と日本の40%と比べると明らかな低水準にあります。
現在もなかなか接種が進まない裏にはエビデンスのないワクチンの情報や専門家ではない人間からの誤った情報が国内に拡散してしまっているからだと一部団体が訴えています。
これらの事実と異なる情報が拡散されていることによって、現在フィリピンではワクチン接種の無断キャンセルが相次いでいるのだとか。

首都圏の移動・外出制限が1段階下げられましたが、政府が状況打開のために推進しているワクチン接種はなかなか目を出せず、各地で警鐘を鳴らしています。
フィリピンでは1年半にも及ぶ行動制限が続いていますが、この歳月を経ても制限による効果があったといえるような状況ではありません。
制限やワクチン以外で国民に訴えかける政略が暗に求められているのかもしれません。

以下、NNA POWER ASIAより

接種の無断取り消しで誤情報批判、医療団体

フィリピンの医療系団体で構成される「ワクチン連帯運動」は、新型コロナウイルスワクチンに関する誤った情報を広める人々により、接種予約を無断キャンセルする人が出ていると批判した。インクワイラーが24日伝えた。

大衆に接種をためらわせる要因として、偽物の専門家や裏付けなく接種率の低迷を伝える報道を挙げた。接種を推奨するミンギタ・パディラ医師は先週、ワクチンの安全性と有効性を疑問視する元大学教授のラジオインタビューが報じられた直後に、中部セブ市やマニラ首都圏ケソン市で無断キャンセルが発生したと警鐘を鳴らした。

ケネス・ハーティガン・ゴー元保健次官によると、無断キャンセルは、バタンガス州、セブ州、首都圏と、さまざまな場所で確認されている。

ハーティガン・ゴー氏は、接種をためらう人々はワクチン反対者と違い、「より良いワクチン」が出るまで様子を見ているだけだと指摘。その上で「現時点で利用できるワクチンが最善だ。今あるワクチンを打てば、より早くウイルスへの備えができるからだ」と述べ、接種を呼び掛けた。