July 27, 2021

フィリピン不動産投資では国内銀行口座が必須!必要な理由や口座開設するためのポイントとは?

フィリピンで不動産投資をする際は、フィリピン国内の銀行口座を開設するのが非常に重要になります。しかし、フィリピンで外国人が銀行口座を作ることは基本的に出来ません。

では、口座を開設する方法はないのでしょうか?

結論から言うと、フィリピンの銀行と取引がある業者から紹介をしてもらうことで口座を開設することが出来る可能性があります。
ただし、口座開設には審査があり、必ずしも開設出来るわけではないため注意が必要です。

今回は上記の内容だけでなく、フィリピンで不動産投資をする際に銀行口座を開設する必要がある理由や銀行口座を開設するためのポイントについても詳しく解説しますので、参考にしてみてください。また関連動画も配信していますのっでそちらもぜひご視聴ください。

フィリピンの銀行口座事情とは?

まず、フィリピンの銀行口座事情について話していきます。フィリピンでは大半の国民が銀行口座を保有していません。実際にフィリピン国民の銀行口座保有率はJetro Manilaの調査によると28.6%と非常に低いです。フィリピンは約1億98万人の人口がいるため、銀行口座を持っている人は約2,800万人しかいないことになります。

さらに、純粋な銀行口座はその中の12%程度のみです。純粋な銀行口座とは通帳やキャッシュカード、預け預金があり、必要なときにATMからお金を引き出せる銀行口座を指します。

では、逆に純粋ではない銀行口座とはどういったものがあるのでしょうか?
それはオンラインの決済システムがある「GCash」や「Pay Maya」、「ALIPAY」などの電子決済です。日本で言うと「PayPay」や「LINE Pay」などになります。

フィリピンの国民が銀行口座を持っていない理由

フィリピンの国民が銀行口座を持っていない理由といたしましては、個人所得の低さや消費志向の強い国民性などが挙げられます。貰った給料は月内にすべて使い切るという国民も少なくないそうで、預金を預けるといったいわゆる「貯金」というものは念頭にない方が多いようです。

そもそも、一般的に日本国内であれば銀行口座を持っている日本人にとってもフィリピンの銀行は以下のような5つの点で利便性が低いことがあります。

1.口座残高が25,000ペソ以下になると1ヶ月500ペソ程度の口座管理維持費用を支払う必要がある
2.フィリピンのネットバンクの基本的な機能は残高確認しか出来ない
3.他の銀行に送金する際の送金限度額が25,000ペソ50,000ペソ(日本円で57,400円〜114,800円2021年5月現在)のため多額の送金に時間が掛かる
4.自動振替や自動引き落とし機能がないため、自身で代行業者などに支払う必要がある多額の支払いは小切手が主流
5.中でも口座残高が25,000ペソ以下になると1ヶ月500ペソ程度の口座管理維持費用を支払う必要がある

5番目は特に、都心部の1か月賃金が20,000ペソ程度のフィリピン人にとって銀行口座を日常使いするには大きな足枷になっています。

ちなみに、不動産投資で銀行口座を保有していても、他の銀行に送金するためには非常に手間が掛かるため注意が必要です。

例えば、100万ペソを他行に送金しようとすると、10日以上掛かるということもあります。

このことから、不動産投資をする外国人にとってもフィリピンの銀行口座は決して使いやすいものではありません。

フィリピンのメガバンクは日本に拠点がある

フィリピンのメガバンクであるフィリピン・ナショナル・バンク(PNB)やバンゴ・デ・オロ(BOD)、メトロポリタン銀行(METROBANK)は日本に拠点があります。

海外送金はフィリピンのGDPの1割を占めているため、送金代行をするためにフィリピンのメガバンクは海外に拠点を持っているのです。

ちなみに、BODやMETROBANKは銀行の支店といっても、日本で「銀行業」の許認可を受けているわけではありません。したがって、厳密には銀行ではなく送金代行業者になります。

外国人がフィリピンで口座を持つことは出来る?

ここまでフィリピンの銀行口座事情などを説明してきました。では、外国人がフィリピン国内で銀行口座を開設することは出来るのでしょうか?

結論を言うと外国人がフィリピン国内で銀行口座を持つことはハードルが高く、口座を開設することは基本的に出来ません。ただし、一部例外があるため、条件を満たせば開設することが出来ます。

例えば、永住権を所有している人や就労ビザがある人(駐在員など)です。ちなみに、筆者も銀行口座を4つ持っています。

さらに、銀行と付き合いのある事業者や人の紹介があれば口座が開設出来るケースもあります。ただし、個人の属性やどういった業者のサービスを受けているかによって対応が分かれることや審査があるため、必ず開設出来るものではないため注意が必要です。

とはいえ、銀行口座は不動産投資を行ううえで必要なため、銀行と付き合いのある業者のサービスを受けるようにしてください。

フィリピンで不動産投資を行うためには銀行口座が必要

フィリピンに関わらずですが、当然、不動産投資をするうえで銀行口座は必要です。家賃を受け取るために口座がある方がリスクを軽減出来るためです。

フィリピンの各銀行は中央銀行の監視の元で海外送金がレギュレーションに基づいたものかをチェックしており、海外送金の手続きに手間が掛かり送金も簡単ではありません。

さらに、フィリピンのような新興国は自国の通貨を守るために海外送金についての規制を強化や緩和することをしているため、海外送金を大きく規制することも考えられます。つまり、いつでも同じ条件で同じ額面を送金出来るとは限らないのです。

例えば、銀行口座がないため管理会社に収納代行してもらい、自身の海外(日本など)の口座に送金してもらっている場合、規制の強化によって自身の口座に送金出来なくなる可能性もあります。

上記のようなリスクを避けるために、フィリピンの不動産投資において銀行口座をもつことが必要です。そのため、フィリピンの銀行と付き合いがあり、外国人でも口座をもつことが出来る会社と取引を行うことが重要になります。

まとめ

フィリピンで不動産投資をする際に銀行口座を持っておくことはリスクヘッジのために重要になります。フィリピンは規制の強化によって将来的に海外送金が出来なくなる可能性があるためです。

とはいえ、フィリピンで外国人が銀行口座を持つことは容易ではありません。そのため、フィリピンの銀行と付き合いがあり、外国人でも口座をもつことが出来る会社と取引を行うようにしてください。

そうすることで、外国人でも銀行口座を開設できる可能性を高めることが可能です。

この記事では、上記の内容を詳細に解説しています。フィリピンで不動産投資を検討する際の参考にしてみてください。

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筆者:株式会社Assetters 代表取締役 江副元統(エゾエ モトツネ)

経歴

・広島大学医学部保健学科卒業、元理学療法士
・福岡市内の病院に勤務するも、漠然と業務にあたる日々に疑問を持ち2年半で退職
・「英語が喋られれば世の中、何とかなる」という思いで2013年からカナダへ語学留学
・いろいろな国、人種の人々交流を深める。渡航半年でTOEIC800点取得
・不動産販売会社に就職、フィリピン担当となり2014年からフィリピン現地在住
・不動産の竣工引き渡し件数、約1000室
・2017年~現地の不動産管理会社へヘッドハント
・2019年12月、フィリピン不動産投資の正しい普及活動を目的に株式会社Assetters設立
・日本国内でフィリピン不動産の周知活動に注力するため8年ぶりに帰国、日本に在住始める

 


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