不動産投資をする際に不動産のマーケットレポートを調べて不動産価格の推移などを把握することは、非常に重要なポイントになります。
不動産市場の情報を集めることで今後の不動産市場がどういった動きをするかなどを予測することが出来るためです。
フィリピン不動産投資でも同様にマーケットレポートを把握することは重要になります。
しかし、フィリピンのマーケットレポートは一部の情報が抜けているなど信頼性があまり高くありません。そのため、フィリピンのマーケットレポートについて正しく理解しておくことが重要です。
そこで、この記事では、フィリピン中央銀行や大手不動産会社などの権威のある会社などが作成したフィリピン不動産のマーケットレポートについて解説していきます。
なお、この記事でも紹介しているとおり私たちがCentral Bank Philippines(フィリピン中央銀行)の不動産取引価格の指数を基に作成したマーケットレポートを無料配布しているので、興味がある方はそちらも一読していただけると幸いです。
ー目次ー
- フィリピン人の不動産市場を読む解くには?
- フィリピンのマーケットレポートには主に2つがある
- Colliers International Philippines(コリアーズインターナショナルフィリピン)
- Central Bank Philippines(フィリピン中央銀行)
- 私たちが作成したフィリピンのマーケットレポートを無料配布
- まとめ
マーケットレポートについては動画でも解説しているので併せてご覧ください!!
フィリピン人の不動産市場を読む解くには?
フィリピン不動産投資をされている方の多くがフィリピンの不動産市場についてリサーチされています。リサーチをすることで不動産市場の動向が予測出来るためです。
では、フィリピンの不動産の情報はどこで手に入れることが出来るのでしょうか?
よくある方法としては、賃貸のポータルサイトや不動産売買取引のポータルサイトからある程度調べることが出来ます。
ただし、このポータルサイトの価格は売り主や貸し主が各々で自分の好きな価格を出していることが多いため、情報としての信頼性はあまり高くありません。
売り出し価格や貸し出し価格が市場から大きく逸脱しているため、長く買い手/借り手が見つかっていないケースも相当数紛れています。
したがって、フィリピン不動産の取引事例の統計を基に作成しているマーケットレポートを確認することが重要です。
フィリピンのマーケットレポートには主に2つがある
前述したように信頼性の高いフィリピン不動産の取引事例の統計を基に作成されているマーケットレポートを確認することはフィリピン不動産投資において重要です。
では、フィリピン不動産の取引事例の統計を基に作成されているマーケットレポートとはどういったものがあるのでしょうか? 代表的なものは以下の2つです。
- Colliers International Philippines(コリアーズインターナショナルフィリピン)
- Central Bank Philippines(フィリピン中央銀行)
それぞれについて解説していきます。
Colliers International Philippines(コリアーズインターナショナルフィリピン)
Colliers International Philippines(以後コリアーズインターナショナルフィリピン)とは、アメリカ系の大手不動産会社のコリアーズインターナショナルのフィリピン支社になります。
コリアーズインターナショナルは67カ国で展開しており、投資管理や投資家のサポート、アドバイスなどを行っている業界大手の会社です。そのため、フィリピンだけでなく多くの国でマーケットレポートを出しており、信頼性の高い会社と言えます。
コリアーズインターナショナルフィリピンが出しているレポートの内容は不動産の各分野ごとにレポートが別れており、住居用不動産ならレジデンシャルレポート、オフィスならオフィスレポートという形で賃料推移や供給本数などを把握することが可能です。
また、四半期ごとにマーケットレポートを出しているため、3ヶ月間ごとの不動産市場の状況の変化を知ることが出来ます。
ただし、2018年以降のマーケットレポートは既に公開されておらず、2018年は第2四半期〜第4四半期までのコンドミニアムの販売価格のデータが抜けている状況でした。
Central Bank Philippines(フィリピン中央銀行)
Central Bank Philippines(以後フィリピン中央銀行)もフィリピン不動産市場のマーケットレポートを出しています。このマーケットレポートはコリアーズインターナショナルフィリピンのマーケットレポートとは違って、新築のコンドミニアムの2016年〜2020年の物件価格の指数が分かります。
今回は、このデータから読み取れることをまとめてみました。 グラフから分かることは主に以下の2つです。
- 2020年の第2四半期まで新築の不動産の売買価格は確実に上昇している
- 新型コロナウイルスの影響により売買価格が大きく下がっている
このように不動産の価格の推移から不動産市場の状況を読み解くことが出来ます。
なお、新型コロナウイルスの影響はフィリピンだけでなく多くの国の不動産価格に影響を及ぼしており、現在アメリカなど一部の例外を除く多くの国で不動産価格が大きく下落している状況です。
私たちが作成したフィリピンのマーケットレポートを無料配布
ここまで説明した通りフィリピンの不動産のマーケットレポートには、不完全なものが多く、この情報だけではみなさんに自信を持って提供出来るデータではありませんでした。
そこで、フィリピン中央銀行のマーケットレポートにある不動産取引価格の指数を基に自分たちでマーケットレポートを作成し、詳しく分析を行って資料を作成しています。
この資料は2016〜2020年の価格指数やそこから読み取ることが出来る内容を詳しくミニレポートとしてPDFの7〜10ページの資料にまとめたもので、自信を持ってみなさんに提供出来るデータを掲載しているものです。
こういったフィリピン銀行のデータを基に作成されたフィリピン不動産のレポートは少ないので、気になる方はぜひ一度登録してダウンロードしてみてください。
まとめ
フィリピンで不動産投資をする際にフィリピン不動産市場を分析することは非常に重要になります。信頼性の高いマーケットレポートを見つけて読み解くことで、不動産市場の今後の動向やリスクを予測することが出来るためです。
ただし、フィリピン不動産投資で利用出来るマーケットレポートは、一部のデータが抜け落ちているなどの注意点があります。
そのため、フィリピン不動産のマーケットレポートについて正しい知識を持っておくことは重要です。
そこで、この記事では、フィリピン中央銀行や大手不動産会社などの権威のある会社などが作成したフィリピン不動産のマーケットレポートについて解説してきました。
フィリピンでの不動産投資を検討している方はこの記事を参考にしていただけると幸いです。
なお、この記事でも紹介しているとおり私たちがフィリピン中央銀行の不動産取引価格の指数を基に作成したマーケットレポートを無料配布しているので、この記事を読んで興味を持った方はぜひ登録して資料請求をしてみてください。
筆者:株式会社Assetters 代表取締役 江副元統(エゾエ モトツネ)
経歴
・広島大学医学部保健学科卒業、元理学療法士
・福岡市内の病院に勤務するも、漠然と業務にあたる日々に疑問を持ち2年半で退職
・「英語が喋られれば世の中、何とかなる」という思いで2013年からカナダへ語学留学
・いろいろな国、人種の人々交流を深める。渡航半年でTOEIC800点取得
・不動産販売会社に就職、フィリピン担当となり2014年からフィリピン現地在住
・不動産の竣工引き渡し件数、約1000室
・2017年~現地の不動産管理会社へヘッドハント
・2019年12月、フィリピン不動産投資の正しい普及活動を目的に株式会社Assetters設立
・日本国内でフィリピン不動産の周知活動に注力するため8年ぶりに帰国、日本に在住始める
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