December 4, 2023

フィリピン国民銀行口座保有率 急上昇

銀行口座保有率、驚異の51%に!

フィリピンの銀行口座保有率が近年急上昇しているようです。世界銀行の調査報告書(2021年版「金融包摂データベース」報告書)は、フィリピン国民の銀行口座保有率が51%に達したと示し、またフィリピン中央銀行は、同保有率が68%だと公表しました。両者の調査方法や判断基準は明らかでないため厳密なことは言えません。しかし、2019年時点での同保有率がわずか28.6%(フィリピン中央銀行)であったことを考えると、口座の普及が飛躍的に進んでいることは間違いなく読み取れるでしょう。

今回の急上昇の要因としては、新型コロナウイルス感染症蔓延に伴うデジタル化、電子決済の普及が挙げられます。ただし、そのうち純粋な銀行口座を保有している人口、すなわち、通帳、ATMカード、預金などが揃っておりいつでも預金を引き出せる状態にある人口は、その中の一部に留まっているのが現状のようです。この点については弊社も以前動画で解説いたしました(動画リンク:https://youtu.be/d0UOeX4i1m0)。

その他の多くのフィリピン国民は、単に電子決済システムを保有しているのみです。これは高額な口座開設費用などとあいまって、フィリピンのバンキングシステムに多くの課題を残しています。

今後、経済成長やデジタル化の促進によって、これらの問題が徐々に解消されていくことが期待されます。