5月30日、マルコス新政権の主要閣僚メンバーが公表されました。
経験豊富なリーダーが多く、財界からは好感の声を示す声が上がっています。
財務大臣には、フィリピン中央銀行の現総裁ディオクノ氏が就任しますが、彼は新型コロナ危機に際し金融緩和措置を行ったほか、金融システムのデジタル化を行った実績があります。新政権では地方創生に注力することを宣言しています。
また、国家経済開発長官には、アキノ元大統領(2010-2016)の下でインフラ整備を加速させたアルセニオ・バリサカン氏が就任します。同氏はアキノ政権下でも同じ役職についていた他、経済学者として経済研究も行っており、実務・学問双方の知見を活かし、フィリピンのインフラの立役者となることが期待されています。
この他にも、閣僚ではありませんが、情報通信技術局の責任者にはIvan John E. Uy氏が任命されました。彼は、電気自動車大手テスラ・CEOのElon Musk氏のデジタル化プロジェクトStarlink Projectを後押しするとして、注目を集めています。
フィリピン商工会議所は「経験豊富で、有能な経済指導者たち」とコメントしたようです(JETRO, 2022/06/07)。
氏名 | 閣僚職名 | 前職 |
サラ・ドゥテルテ | 副大統領 | ダバオ市長 |
ベンジャミン・ディオクノ | 財務大臣 | フィリピン中央銀行総裁 |
エンリケ・マナロ | 外務大臣 | 国連大使、外務次官 |
アルフレド・パスクアル | 貿易産業大臣 | フィリピン経営管理協会(MAP)会長 大手財閥SMインベストメンツ筆頭独立取締役 建設大手メガワイド・コンストラクション独立取締役 |
アルセニオ・バリサカン | 国家経済開発長官 | フィリピン競争委員会会長 |
マヌエル・M・ボノアン | 公共事業道路大臣 | サンミゲル・トールウェイズ社社長兼最高経営責任者 |
サラ・ドゥテルテ | 教育大臣 | ダバオ市長 |
ボンボン・マルコス | 農業大臣 | 上院議員(2010-2016)、2016年大統領選挙副大統領候補(敗北) |
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